栽培、醸造の責任者である菊島邦夫氏は、ブドウからワインが出来る奇跡に魅せられ、勝沼町と塩山市にて、醸造用ブドウの栽培を始めました。ブドウ栽培は極力殺虫剤、化学農薬を使用せず、天然酵母での発酵を目指しています。2018年以前のワインは、他のワイナリーに醸造委託をいたしましたが、2019年に念願のワイン醸造免許を取得し、2020ヴィンテージからのワインは自社での発酵を行っています。
その土地・その畑のブドウの素直な味わいを生かした「優しいワイン」造りを目指しています。

このワインは、北杜市明野町と勝沼町菱山地区のシャルドネ69%、勝沼町鳥居平地区の甲州16%、カベルネ・ソーヴィニヨン8%、ゲヴェルツトラミネール7%使用し、天然酵母で主にステンレスタンク発酵し、一部を樽発酵しています。亜硫酸塩不使用、ほぼ無濾過で瓶詰め。
薄っすら濁りのあるライトイエローの色調。洋梨、パイナップル、黄桃などのトロピカルな甘く爽やかな香りにゲヴェルツ由来のライチやバラの花の香りがし、次第に甲州種由来の柑橘の清々しい香りが感じられ、ほんのり樽由来の香りも感じます。口当たりはスムーズ。フルーティーでフレッシュな果実味が口中に広がり、程よい酸味と果実の甘みがあり、アフターに心地よい苦みのある、円やかでやさしく軽快な味わいです。
温度によって香り、味わいが変化しますので、その辺りも楽しめると思います。
カルパッチョ、生牡蠣、白身魚の握り寿司、アジフライ(タルタルソース)、鶏のから揚げ、コンニャクの刺身(酢味噌)などに良く合います。
やさしい辛口　　8℃～11℃位がおすすめです。

※「moruBlanc」の「moru」は、モルモットの意味、「Blanc」は白の意味です。

1200本限定醸造

※お一人様2本までとさせていただきます。