秀逸なぶどう栽培家であり、研究家でもある池川　仁氏が独自の理論で栽培したマスカット・ベリーA種を100%使用しています。
その池川氏がシャトー酒折の栽培、醸造責任者である井島正義氏のワイン造りで共感し、コラボレーションをして出来たワインです。

2021年は、天候不順でワイン用ぶどうにとって非常に厳しい年となったが、i-vinesの畑で池川氏の栽培するぶどうは、徹底した管理の末、糖度が20度を超え、酸がしっかりとあり、果実味が豊かで、平年並みの出来栄えとなった。
そのぶどうのポテンシャルを十分に引き出すべく丁寧な発酵管理を行い、発酵終了後清澄。その後オークの古樽で約10か月間熟成。

輝きのあるやや暗めのルビー色。イチゴ、ブルーベリーなどの果実を思わせる香りに、樽由来の土、タバコ、カカオ、ハーブを思わせる香りがほどよく複雑に混ざり合う。口中にフレッシュな果実味が広がり、果実の甘みを感じ、喉越しは滑らか。タンニンは柔らかく、酸はしっかりとあるが決して尖らず、ワインを下支えしている。

ブラインドで飲むと、マスカット・ベーリーAというよりも、ミディアムのブルゴーニュの赤を思わせる、チャーミングなワイン。
鰻の蒲焼、すき焼き、チキンの照り焼き、ミートソースパスタ、鮪や帆立の刺身、とりもつ煮、黒酢の酢豚などによく合います。
ミディアムボディ　　15℃～17℃位でお召し上がりください。

※「日本ワインコンクール2024」の「国内改良品種　赤」のカテゴリーで、【金賞】を受賞。
※お一人様1本とさせて頂きます